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おさびし山のさくらの木
宮内 婦貴子 文
いせ ひでこ 絵
あらすじ
おさびし山のさくらの木に出会った旅人は「散った花はどこへ行くのですか」とたずねました。
「あなたはどこへ行くのですか」と聞き返され、旅から旅へと答えた旅人に「命の旅を旅して、再び命のもとに帰っていく」とさくらの木は答えました。
旅を終えようとした旅人はさくらの木に会いに行きました。さくらの木は風車になっていました。涙する旅人の涙をぬぐってくれたのはやさしい光。光はおさびし山のさくらの木そのものでした。
やがて旅人も命を終え、光となりました。それから長い年月が過ぎ、おさびし山のてっぺんには新芽が吹き、里には男の子が生まれました。
感想
命のつながりを伝える絵本。絵は、いせ ひでこ氏しかなかっただろうなと思えるほど、合っていると思いました。大人の絵本ですね。
読み聞かせには
小学校高学年の子どもたちに読んでみたい気がしました。
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