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はなびのひ
たしろちさと 作・絵
佼成出版社
2018年6月発行
あらすじ
ぽんきちのお父ちゃんは花火職人。今夜はお父ちゃんの花火が上がる待ちに待った花火大会。夜が待ち遠しいぽんきちにお母ちゃんは、お父ちゃんに夜食を届けるよう言いつけます。いそいそと出かけるぽんきちの姿を見て、町の人たちは花火大会が始まると思い、ぽんきちの後に続きます。髪結いは仕事の手を止め、寺子屋は手習いをおしまいにし、お風呂屋はからっぽになり、相撲取りやかるわざしもみんなぽんきちについてぞろぞろと歩きます。
それを見たお父ちゃんは「ちょいと早いが始めますか」と言って花火を上げ始めます。夜空に上がる花火に町の人たちは歓声を上げました。
感想
江戸の花火大会ってこんな感じだったのだろうと思わせてくれる絵本です。登場人物は動物たちですが、町人の身なりをしていて、町並みも江戸の雰囲気が細かく表現されています。じっくり見て楽しめると思いました。
読み聞かせには
年中さんから小学校低学年のこどもたちに、花火大会の前に読み聞かせしてはいかがでしょうか。
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