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にじいろのしあわせ
マーロン・ブンドとジル・トウィス 作
EGケラー 絵
服部理佳 訳
岩崎書店
2018年12月発行
あらすじ
副大統領の屋敷で退屈な毎日を過ごしていたウサギのマーロン・ブンド。ある日ウサギのウェスリーと出会いこの上なく楽しい時間を過ごし、お互いに離れたくない思いがつのり、結婚しようということになりました。友達は喜んでくれましたが、リーダーのカメムシが雄のウサギと雄のウサギが結婚するのは普通とは違い許さないと言います。集まっていた仲間たちは自分も普通とは違うところがあると話し出し、普通と違うことは素敵なことだと気付きます。誰がリーダーか投票により決め、結婚に反対するカメムシはリーダーに選ばれず、マーロン・ブンドとウェスリーは友達に祝福され結婚式を挙げました。
感想
同性の結婚を取り上げていますが、普通と違うことはいけないことではなく、人にはそれぞれ個性があり、それは尊重されるべきであるというメッセージを感じました。メッセージ色は強くなく、動物たちの言葉を借りて、ソフトに伝わってきました。絵のタッチは柔らかく文とも合っています。
読み聞かせには
小学校低学年の子どもたちでも聞けますが、メッセージを理解できるのは、もう少し大きい子どもたちのように思います。読み聞かせした後にフォローできる状況が必要だと思います。
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