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フォックスさんのにわ
ブライアン・リーズ さく
せな あいこ やく
評論社
2019年10月発行
あらすじ
フォックスさんと犬はいつもいっしょ。庭仕事が一番のお気に入り。ところがある日、犬は亡くなってしまい、フォックスさんは家に閉じこもり、庭を見る辛さから庭をめちゃくちゃに叩き壊してしまいました。しかし庭には新しい植物が育ち、カボチャのつるが伸びてきました。そのまま放っておくとカボチャは育ち、フォックスさんも水やりをしたり手をかけるようになりました。
大きく実ったカボチャを収穫祭に出品する気になったフォックスさん。久しぶりに皆とおしゃべりをし、たまには出かけるのもいいものだと思います。カボチャは3等賞になり、賞品は10ドルか子犬だと言われ、初めは10ドルと言ったのですが、子犬の顔を見たフォックスさんは子犬を連れて帰ることにしました。
感想
何もかもが変わってしまっても自然の力は不滅で新しい命がどんどん芽生えてきます。大切な人を失った喪失感を癒してくれるのは時間だと教えてくれる絵本です。ちょっと見るだけと思った子犬を連れて帰るラストシーンが希望にあふれています。
読み聞かせには
小学校低学年の子どもたちから。
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