絵本好調 祖父母が支える
出版不況が続き、書籍も雑誌も総崩れの中、成長を続けているのが絵本などの児童書。出版科学研究所の調べによると、紙の出版物の売り上げは13年連続で減少しており、2017年の推定販売金額は1兆3701億円でピークだった1996年に比べるとほぼ半減。そんな中、児童書は2013年の770億円から864億円(2017年)に増えているそうです。しかし、「SNSなどで話題の絵本が必ずしも我が子の好みに合うとは限らない」「最近は大人目線で子供向けにつくった絵本が多く見受けられるが、かこさとしさんが描いていたような子供目線を大切にする作品が増えてほしい」といった絵本作家のなかやみわさんのコメントが印象的です。