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ありがとうアーモ
オーゲ・モーラ 文・絵
三原泉 訳
すずき出版
2020年8月発行
あらすじ
バス通りに立っているアパートのてっぺんの部屋でアーモがシチューを作っていると、美味しそうな匂いが窓やドアの隙間から漂っていきました。その匂いにさそわれて、坊やがやってきました。シチューはたっぷりあるのでアーモは、ぼうやにおすそ分けしてあげました。「ありがとうアーモ」と言って坊やは帰って行きました。そのあともおまわりさん、ホットドッグ屋さんやいろいろな人が来てシチューももらっていきました。たくさんあったシチューの鍋はからっぽになってしまいました。アーモががっかりしているとシチューを分けてあげたみんながお礼の品を持って来てくれました。シチューは空になってしまったけれどアーモの夕ご飯は今までで最高のごちそうになりました。
感想
作者の祖母がモデルだそうですが、おすそ分けという思いやりを描いた作品です。持ちつ持たれつという言葉も浮かんできます。こんな広い心を持って生きたいものだと思ってしまいます。絵もお話に合っています。
読み聞かせには
年長さんから小学校低学年くらいの子どもたちが合っていると思いますが大人でも。
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